やがて知となりニコとなる

自分が観た、聴いた、読んだ、について思うこと

家族喰い『尼崎連続変死事件』の真相

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この事件はもちろんニュースで観てたし、どうなるか気にしたりしてたけど、結局主犯格の容疑者が留置所内で自殺してしまって、詳細がわからないままフェードアウトしてしまった。あれから5年。
 『葬送の仕事師たち』を読んで、「やっぱりノンフィクションは面白い」と思って、ノンフィクション熱が再燃。何かいい作品が無いかとネットを探して、何冊か見つけた中の1冊がこれ。
 かなり大きく報道された事件やから、殆どの人が知ってるし、私も事件の概要は知ってたけど、毎日ニュース観てたわけじゃないから、やっぱり知らないことがたくさんありました。
 とにかく登場人物が多い上に、関係が複雑で把握するのが大変。複数の家族の家系図と関係図が出てくるんやけど、登場人物の半分以上が殺されてるから、なんか、家系図をじっくり確認する気が起きない。
 今解ってるだけで11人が殺されて、屋敷の下に埋められたり、コンクリート詰めにして海に捨てられたりしてるんやて。
 しかも、すごい若いやんちゃなヤンキーとかヤクザが殺すんじゃないねん。少なくとも30~40歳以上の大人(中には20代の若い子もいたけど、そういう子は小さい時から容疑者に手なづけられてたり、覚醒剤打たれたりしてんねん)が、軟禁され、虐待したりされたあげくに殺されたり、栄養失調で衰弱死したり。虐待するのも家族、親族間でやで。
 ちょっと常識では考えられないし、なんかもう、じっくり読む余裕というか、読んでられへんねん。ほんまだーっと読んだ。
「あれ?これは誰でどういう関係やったっけ」ってなるけど、家系図のページ戻って確認する気にもならん。
 それでも、「もう読むのやめよ」とは思わへんかった。最後まで読もうと思った。読み終えた今は、最後まで読んで良かった、とか読むんじゃなかったとか、そういう感想は無い。
 ただ、こういう類の人間は、この人達だけじゃなくて、他にも確実にいる。だから、これから生きていく上で、こういう人たちには絶対に関わらないように気をつけて生きていこうって強く思った。特に自分は単純やし騙されやすいし、今までの経験上、だめんずを引き寄せるような、何か持ってるみたいやし(笑)
 それに、こういう大きな事件ではほぼいつもそうであるように、警察の対応が酷い。関係者数人が何度も警察に相談をしているのにも関わらず、全く動いてくれない。兵庫県警がもっときちんと話を聴いて動いていれば間違いなく助かる命はあった。警察なんてちっともあてにならんで。自分は自分で守るしかない。
 事件から5年経った今でも、容疑者に関わったが故に行方不明のままの人、命からがら逃げ出して偽名を使って生きている人がいる。もっと怖いのは、すでに服役を終えて出所している関係者もいるかもしれないってこと(てか多分いる)。
 今このブログを読んでくれてる人達は「自分絶対はこんな目に遭うはずない」って思うやろ?うううん。そんなんわからん。
悪魔は獲物になるような人間を見つけたら、すごくいい人のふりをして近づいてくるんやで。